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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第6章 もしも命が描けたら




松田side


捜査会議が終わり、佐藤美和子という捜査一課の先輩が俺に言った。
もっとも、歴は俺の方が長ぇんだけどな。


「さっきの電話、彼女?」

「いや?ダチの妹だよ」

「なんだ。てっきり彼女かと。」


目を丸くしながらそう言うセンパイに、俺は珍しくプライベートな話を零した。


「…彼女になる予定だけどな。
今度の日曜、告うって決めたから」

「なーに?成功するの確定みたいな口ぶりじゃない?」

「…気付けば、随分長いこと待たせちまったからな。」


そう言いながら捜査会議の席に着席する。


今度の日曜日

俺にとってそれは、当たり前にくるものだと思っていた。

明日、おそらく仕掛けてくるであろう爆弾犯を捕まえて萩の仇を取り、

ミコトに好きだと言って、ミコトが幸せそうに微笑む。

そんな、つい数日後の未来は

当たり前にくると思っていた俺の明後日は


俺の前から突然、姿を消した。



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