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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第47章 初めて想いを伝えたあの場所で ☆




陣平くんと一つになるとき、思わず泣きそうになった。

あぁ、本当に陣平くんの腕の中にいるんだ。
そんなこと呑気に思っては涙を浮かべているわたしとは対照的に、陣平くんは夢中になって腰を振ってた。

まるでわたしの全部丸ごと食べられてるみたいに思えて、
相変わらず胸が高鳴った。

久しぶりに陣平くんを肌を重ねたわたしは、身体全部彼に溶かされて力が入らない。

ベッドの中でくて…と脱力していると、陣平くんがわたしの左手を握った。


「…陣平くん、プロポーズには指輪が必要ってちゃんと知ってたんだね」

「俺のことバカにしてるだろお前…」

「だって、そういうの興味無さそうだったし!
…陣平くんが指輪買うところ見たかったなぁ。
緊張しながらショップに入ったの?」

「内緒だ、バァーカ」


顔を赤くしてわたしを睨んだかと思えば、ぐしゃぐしゃっと髪を撫でた。
陣平くんの大きな手で撫でられると、心の底から安心する。


「…佐藤に、気持ちには応えられないってもう一度きちんと断る。
婚約もしたし、揺るがねえって伝えるから。」

「わたしも、藍沢先生にちゃんとお断りする。
…ごめんね?陣平くん…不意打ちとはいえ…キ…っんん」


キスされたことを謝ろうとした時、陣平くんがわたしの唇を塞いだ。
そしてゆっくりと離すと、おでことおでこをくっつけながらわたしを見つめた。


「お前にキスするのは俺だけ。
忘れろよ、あんなのキスじゃねえ。」

「ん…そうだよね。
陣平くんのキスだけだもん…わたしがドキドキして溶けそうになるの」

「へぇ?」


その言葉を聞いた陣平くんはフッと口角を上げた後、わたしの頬に手を寄せてまたキスをくれる。


「っん…っ」

「……お前のこと、溶かしてもいい?」


舌を絡めたキスの後、わたしを見つめて挑発的に微笑む陣平くん。
わたしはドキドキと胸を高鳴らせながら、こくんと頷いた。

わたしのイエスを得た陣平くんはまた、舌を絡めた濃厚なキスでわたしの身体を力を抜いていく。


陣平くん。
わたし、陣平くんと結婚してもずーっと変わらず陣平くんにドキドキし続けられる自信がある。

だって、もう何十回、何百回としているキスなのに、未だにこんなに全身が熱くなるんだもん。

後にも先にも、陣平くん

この先もずっと…

結婚しても

たとえこの身が消えてしまっても

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