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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第43章 もしかしたらこれが最後のハッピーバースデー




そんな俺を見ながら、零は言う。


「それにしても、あの松田が彼女にゾッコンなんだな」

「んだよ、あの松田って」

「萩原も天国で喜んでるだろうな。
妹が松田にこんなに大事にされて」


あの松田。には深く突っ込まずに笑う諸伏。
さらに零は俺に尋ねた。


「どういうところが好きなんだ?」

「…全部」

「その中で特に好きなのは?」

「…一緒にいると、癒されるとこ…。
笑ってる顔も可愛いし、怒った顔も可愛いし。
料理は抜群に美味いし、陣平くん陣平くんってすり寄ってくるのも可愛いし。
とにかく癒される。あいつといると。
…あと」

「?あと?」


もう十分惚気たくせにまだあるのか?という風な顔をする零に、俺はマジトーンでド下ネタを繰り出す。


「…あいつに挿れてるとき、マジで気持ちいい」

「…下ネタか」

「いや、これはマジで…
何であんなに気持ちいいんだろ…
シテる時の顔、すっげえ色っぽい瞬間あるし…
何だあれ…あのエロさ…
イク時の声も可愛いし、陣平くんもうダメって俺にしがみついてくる時なんかもう可愛すぎて中に全部出し…」

「…萩原が喜んでるって言ったの、撤回するよ…
俺の妹を…って怒ってそう」


俺の止まらないエロトークに諸伏は呆れたように笑いながらそう言う。

けど、こんなふうに気兼ねなく何の話でも相談できるのはやっぱりこいつらだけだ。
そう思った。

仕事の話だろうと、下ネタだろうと、何でも話せちまう。
たかが半年警察学校で一緒だっただけなのに、不思議だな。

そんな居心地の良い空間でひさしぶりに酒を飲み交わし、信頼する同期のサポートもあり、誕生日のサプライズ内容が無事に定まったのだった。






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