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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第5章 妹なんかじゃない ☆




ゴムを装着した陣平くんが、わたしの脚を大きく開いた。


熱いモノがぬち…と当たったかと思えば、陣平くんがわたしの手をぎゅっと握った。

そして、陣平くんが腰を押し出した瞬間、脳を突き出す痛みが走った。


「いっ……」


痛い…
初めてってこんなに痛いの?
痛いと叫ばないほどに突き抜けてくる痛み。

想像以上の痛みに顔が歪むわたしを見て、陣平くんが頬を撫でながら言う。


「ミコト…悪い。
…全然手加減できねぇ」

「っん…ぁ…陣平く…」

「お前のナカ、気持ち良すぎる」


ぽつりとこぼしたその言葉が嬉しくて、わたしはぎゅっと陣平くんにしがみついた。


陣平くんが気持ちいいなら、痛みでもなんでもいい。
全部受け止める。


ゆっくり、ゆっくり陣平くんの腰が前に進んで、ようやく根元まで入ったとき、陣平くんがわたしの唇を奪う。


「んっ……」

「っ…ミコト…」


キスの時、思わず声を漏らすわたしを、陣平くんは髪を撫でながら見た。


「…妹と、こんなことしちゃいけないんだよ…」

「…お前のこと、妹なんて思ってねぇよ」


そんなこと、今言うなんてずるい…
妹だって散々言ってたくせに、嘘つきだ。


「っ…ずるい…ずるい陣平くん」

「ズルくて上等。
…動くぜ?」


陣平くんは意地悪に微笑みながら腰を大きく動かした。

ズッ…


「っん…あっ…」

「っく…ミコト…」


痛みはすでに甘い熱に変わっていて、わたしは陣平くんの首にぎゅっとしがみつきながら、何度も何度も思ったの。

このまま、時間が止まりますようにと。


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