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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第43章 もしかしたらこれが最後のハッピーバースデー




翌朝、目を覚ますとわたしは陣平くんの腕の中にちゃんといた。


良かった…まだ、陣平くんと一緒だ…

ホッと心を撫で下ろし、可愛い寝息を立てて眠る陣平くんのほっぺにキスをしたわたしは、彼の腕からそろっと抜け出した。

そして、わたしがいた場所に彼からもらったテディベアを身代わりにして、身支度を整えると起こさないようにそっと家を出かけた。

実習が始まってから、思えば一度も遊んでいなかったことを思い出しながら、
久しぶりの親友との時間が楽しみで、わたしは小走りに待ち合わせ場所へ向かった。


「あっ!ミコト!」

「アユー!久しぶり!」

「ほんとだよー!実習始まってから全然会ってなかったもんね!?」


そう言って笑うアユは少し痩せたよう見えた。
実習がいかにハードかを物語っているかのようだ。


「今日は日頃のストレス全部買い物にぶつけよう!」


久しぶりに見たアユの笑顔に癒されたわたし。
お互いの近況や実習中の出来事についての話に花を咲かせながら、ショッピングモールを歩いた。





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