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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第41章 告白




よく見ると、目が赤い。

バカだな…きっとさっきまで泣いていたんだろう。


「お、おかえり!!
今日はカレー作ったの!…たくさん作ったの!
それで…っ」


そこまで言うと、泣きそうになったのか言葉に詰まるミコト。

俺はフッと笑いながらミコトを見た。


「カレーたくさんって、それ明日も明後日もカレーじゃねえか」

「じんぺ…」


吹き出した俺を見ながらミコトが俺の名前を呼ぶのを遮るように、俺はミコトの腕を引いて自分の両腕の中に閉じ込めた。


ぎゅっ…と抱きしめてやると、ミコトの身体がふるふると震えてきた。


「昨日はごめん」

「じんぺいく…」

「一人で泣かせてごめんな」


そう言って髪を撫でながら、こめかみにキスをすると、ミコトは堰を切ったように泣き出した。


「う…ぅええ…たしも…ごめんなさいぃ」

「お前が何を謝んだよ」

「陣平くんにバカって言ったからぁ…」

「そこかよ!」


マヌケな声で、的外れなことを謝り出すミコトが可愛くてバカで面白くて、愛しくて。
俺は思わず笑いながらミコトの顔を見た。

涙で目と頬と鼻の頭が赤くなってる。
子供みたいな泣き顔だ。


「ふ…泣き顔、ひでぇな」

「っ…見ないでよ…ブスなかお…」

「バカ。俺にしか見せんな…そんな可愛い顔」


そう言うと、俺は両手でミコトの頬を包んで唇を重ねた。

泣いていたせいで小刻みに震えているミコトの唇が愛しくて、何度も何度も確かめるようにキスを重ねる。



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