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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第37章 朝帰りのお仕置き ☆




気づいたら、わたしは仰向けに寝かされていて、その上に陣平くんが跨っている。

陣平くんの表情は怒っているような、悲しんでいるような、形容し難い顔をしていて、わたしをじっと見つめてきた。


「俺のことだけ考えてろよ…」


それだけ言うと、陣平くんの手がわたしのバスタオルをハラリと剥がした。

いつも服を脱がされる時は、服を脱いで、下着を脱いでと猶予があったけれど、バスタオル一枚の下はショーツ一枚の裸。

思わずわたしは胸元を腕で覆った。


「ま、待って。どうしたの陣平くん」

「どうしたのって…わかんねぇのか?」

「何が?」


わかんねぇの?と言うことは、普通はわかるってこと?今の陣平くんの気持ちを。

カンの悪いわたしに、陣平くんはため息を吐いて本音を漏らす。


「嫉妬してんだよ!お前の手料理、別の男に食わせたことに!」

「え…」

「俺の彼女なのに…俺だけが美味いって言うんじゃだめなのかよ…」


不服そうにそう言う陣平くんは、わたしの目をじっと見つめて、わたしはその視線にドキッと胸が熱くなった。

この目、嫉妬してる目なんだ…
これまで何度か陣平くんがヤキモチ妬いてくれることあったけど、何だか今日はいつにも増して愛しく思えた。


「…めちゃくちゃに、していいよ?」

「え?」

「わたしは、陣平くんのだから何されても平気」

「…っ…」


その言葉を聞いた陣平くんは、タガが外れたのかわたしの胸元を覆っていた腕を乱暴に剥がすと、その腕を頭の上に持っていった。

そして、わたしの細い両腕は陣平くんの黒のネクタイで縛られた。




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