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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第5章 妹なんかじゃない ☆




陣平くん、意外とシャンプーとトリートメント、良いやつ使ってるんだよね…

そんな風にいつも掃除してるお風呂場を見渡すと、肝心なものがないことに気づいた。

メイク落としがない…

大学生のわたしはもう立派にメイクをしている。
さすがに洗顔で落とすのは難しく、わたしはお風呂の扉を少し開けて陣平くんを呼んだ。


「じんぺいくーーん」


「あーー!?」


脱衣所の向こうから、陣平くんの声がする。


「あの…下のコンビニで、メイク落とし買ってきてくれない?」

「あんだってー!?」

「ピンクのやつ!お願いー!」

「しょうがねぇな…ったく」


ブツブツ文句を言いながら、陣平くんが家を出た音がした。


アパートのすぐ前がコンビニでよかった…


ホッと胸を撫で下ろしながら、わたしはメイク落としが届くまで半身浴を続けた。


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