第35章 もう一度会いたい人 ☆
そう言う陣平くんは、いつもの自信たっぷりな顔はどこかに置いてきたように眉を下げた。
「陣平くんは…宝物だよ?」
「宝物…」
「うん。憧れの人から1番の宝物に変わったの」
そう言って陣平くんの頬に手を寄せると、わたしの手をぎゅっと握った陣平くんはおでこにキスを落とした。
「それなら、俺も同じだな。
お前は、俺にとって1番の宝物だから」
少しだけ嬉しそうに微笑んだ後、陣平くんはわたしの両脚を広げてその先にゆっくりと顔を近づけた。
「あっ…ま、待って…」
秘部が丸見えになっていることに気づいたわたしは慌てて脚を閉じようとしたけど、押さえられてびくともしない。
そして、陣平くんの舌が秘部の割れ目をゆっくりと舐め上げた。
クチュ…
「っぁあ…っ待って…陣平く…」
一気に快楽の底に突き落とされそうになり、陣平くんの頭をグッと押してみたけど、わたしがダメと言えば言うほど陣平くんの舌遣いが激しくなる。
クチュ…ぴちゃ…
「っあ…っぅ…ん…」
ピクッピクッと、舌が動くたびにカラダが小刻みに揺れるわたしを見て、陣平くんが優しく笑った。
「気持ちいい?」
「気持ち良すぎて…もうだめ…」
はあはあと息を吐きながら陣平くんを見つめると、陣平くんは身体を元の場所に戻してわたしをまたぎゅっと抱きしめた。
「ミコト…」
「ん?」
「好きだ」
好きだ
その言葉と同時に、陣平くんがわたしのナカに入ってきた。
ズズッ…
「っ…あ…!」
思わず身体がのけ反りそうになるわたしを、陣平くんが両腕でぎゅっと抱きしめて、繋がったままカラダが密着してあたたかい。
「陣平く…」
「っ…お前の身体、あったかいな」
そう言うと、ゆっくりと腰を引いてまたゆっくりと奥まで挿入する陣平くん。