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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第33章 お持ち帰りの仕返し?!




今日は大学で病院実習前のオリエンテーションだ。

家を出るのがギリギリになったわたしは、滑り込みセーフで会場の講義室に入った。


「ミコト!こっちこっち!」


わたしの姿を見つけたアユが手招きをするのが見え、わたしは足早にアユの隣の席に向かった。


「セーフ!」

「遅刻かと思ったわよ。
何やってたよ?」

「色々あったのよ…」


はぁあ…とため息を吐きながらそう言って、オリエンテーションのレジュメに目を通していると、アユがニヤニヤしながらわたしを見た。


「なるほど?陣平さんに朝まで寝かせてもらえなかったとか?」


そう言われ、わたしはふと昨日の陣平くんとの情事を思い出す。

あんな風に、ずっと後ろから抱きしめられながら、陣平くんの硬くて大きいのが入ってきて…

思い出すだけで濡れてしまいそうなぐらい、甘い時間だった。

みるみるうちに顔が真っ赤になって、ふにゃーと陣平くんにメロメロなのが隠しきれないわたしに、アユは呆れた顔で言う。


「やっぱり図星か。」

「それは図星だけど…他にも色々あったの!」

「他にもって?」


首を傾げるアユをよそに、今度は昨日のあのモヤモヤする事件を思い出し、ああぁ…と項垂れたわたし。


「情緒大丈夫?」


さっきまでヘラヘラにやにやしてたわたしが、突然大きなため息を吐いて机に突っ伏したのだから、アユは本気でわたしの頭を心配している。


「聞いてよ…昨日ね、陣平くんが…
女の人をお持ち帰りしてきたの」

「…え!!お持ち帰りって…ええ!?
まさか3人でヤッたの!?」

「ば、バカ!そんなわけないでしょ?!
…いや、わたしの言い方が悪かった。
陣平くんが、一緒に飲んでた刑事の同僚が潰れたから家まで連れてきたの」

「ふぅーん?その刑事が女だったってわけね?
でも、それは仕方ないんじゃない?
同僚が全員男ってわけにもいかないだろうし」


それはそうだ。
わたしだって、ただ女の同僚と飲んでて、ただその人が潰れて、連れて帰ってきただけならこんな風に思わない。

でも…


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