第31章 2人の部屋で初めての夜 ☆
ちゅ…と唇が触れ合う時、思わず腰に快感が走った。
やべぇ…一回したら止まらねえ…
頭では自覚しているものの、身体はもはや制御不能だ。
ミコトの唇の隙間から舌をねじ込んで口内を犯すと、ミコトの柔らかい舌に自分の舌を強引に絡めた。
くちゅ…
「っんんっ…ぁ…」
ミコトの味がして、愛しくて、あっさりと俺の欲望は手を仰ぐ。
キスをしただけでこれだ。
ミコトの甘い舌を味わいながら、ゆっくりと右手をミコトの服の下に滑り込ませ、素肌に触れる。
上に動かせて、柔らかい膨らみを揉むと甘い声がミコトから溢れた。
「っ…あ…」
「ミコト…」
「っ…ん…」
名前を呼んで、またミコトの唇をキスで塞ぎながら胸を弄り、もう完全に勃ち上がった俺の欲望を無意識にミコトの割れ目に擦り付けた。
「っ…じんぺ…」
俺がもうこんなに大きく硬くなっていることに驚いたミコトは、目を丸くして俺を見た。
俺は、そんなミコトを無視して太ももを撫でると、ショーツを乱暴に脱がせ、ついでに着ていた部屋着もあっさりと取り払った。
ミコトの部屋着の生地が柔らかくて、まるでミコトの肌みてえで、
俺のスウェットを着ていたミコトが、懐かしく思えた。