第27章 2ヶ月分の大好き ☆
そんな俺に、単純で何も知らない純情なミコトは、目に涙を溜めながら言う。
「やめないで…」
「無理なんじゃねえの?」
「っ…無理だけど…だって、陣平くんとするの、幸せすぎるんだもん…
やめたくないよぉ…っ」
そこまで聞くと、もう我慢なんか出来るはずもなく、抜きかけだった俺の欲望を、そのまま一気にまた奥へ押し戻した。
「っああっ…ぁ」
「っ…気持ちいい」
熱く溶けたミコトの中で腰を振っていると、早くも限界が近い。
いつもより全然もたない自分に、2ヶ月我慢するとこうなるのか…なんて呑気に思いながら、ミコトの首筋に赤い痕をつけた。
「じんぺっ…あっ…」
「なあっ…顔にかけていいか?」
「やっ…やだ…ナカに出して…」
「だめだ。お前を汚してえんだ」
妹みたいで汚せないなんて言っていた俺はどこ行った?
今は、俺のせいで汚れるミコトを見たい。
俺だけのミコトにしたい。
そんな独占欲が醜く渦巻いて、俺は夢中で腰を振った。
そして、射精の直前に引き抜いた後、ミコトの顔に持って行き、手で扱く。
勢いよく飛び出した白い欲望が、ミコトの可愛い顔にビュッ…とかかった。
とろ…と頬に伝う精液をぺろ…と舐めたミコトは虚な目をして言う。
「陣平くんの、味がする」
「っ…お前、やめる気ないだろ」
ミコトは俺の欲望を駆り立てるのが相当上手いらしい。
ミコトの顔にかけた精液を拭いてやる余裕もないほど、俺はまたミコトの身体を弄る。
夜は当分、明けそうにない。