第27章 2ヶ月分の大好き ☆
一生なんていやだ。
そうじゃなくて、わたしが死ぬまで一緒にいてよ。
もう、先に死なれるのは嫌だ。
そう思うと、陣平くんに抱きしめられながら抱かれているのが幸せで涙が溢れた。
何年経っても、何度時空を飛び越えても、この想いは一生変わらない。
そして、陣平くんの動きはだんだんと激しくなってくる。
「ミコト…っ…泣いてんじゃねえよ」
「っ…泣いてないもん…」
「ほら、こっち向け…」
後ろから挿れていた陣平くんは、それを抜くとわたしの腕を引いて前に向かせた。
自分の身体が唐突に陣平くんの目の前に晒され、わたしは思わず顔を赤くする。
「っ…じんぺ…」
「ミコト。好きだ」
わたしの目を見つめて、一切そらさずにそう言った陣平くんは、わたしの唇に自身の唇を重ねた。
柔らかい大好きな陣平くんの唇だ…と、キスを堪能していると、陣平くんが前から入ってくる。
「あっ…ああっぁ」
「…っナカに出してもいいか?」
「んっ…ちょうだい…」
「っあ…ミコト…好きだ」
そう言って陣平くんはわたしを両手でぎゅっと抱きしめながら、奥を何度も突いた。
耳元で聞こえる陣平くんの息遣いがだんだん速く、だんだん荒くなってきた時、彼の身体とわたしの身体が同時にビクッと痙攣した。
ああ、同時にイけたんだ…
たったそれだけが、嬉しかったの。ものすごく。