第27章 2ヶ月分の大好き ☆
陣平くんにしては珍しく、わたしをイかせる前に自分が昇天した。
はしたなくも、彼とのセックスを心待ちにしていたわたしは、挿れずにイクなんてひどい。と文句を言う。
すると、陣平くんはあの自信たっぷりないつもの笑顔でわたしの髪を撫でた。
「挿れてほしかった?」
「っ…決まってるでしょ?
2ヶ月もずっと我慢してたのに…」
そう。2ヶ月間ずっとこうして陣平くんと身体を重ねる日を待ち望んでた。
そんな、恥ずかしすぎることを本音として漏らしたわたしに、陣平くんは耳元で意地悪に囁いた。
「じゃあミコトが口で大きくして?」
口で大きくしたら、今度こそ挿れてくれる…?
そんな期待がわたしの身体を無意識に動かして、気付けば陣平くんの前に跪いていた。
わたしは、陣平くんの犬になれと言われたら、喜んでなるんだと思う。
たまらなく大好きな陣平くんと繋がりたくて、わたしは舌を伸ばしてイッたばかりの陣平くんの肉棒を咥えた。
「んっ…」
ほんの少し柔らかかったソレは、口に含むと一瞬で再生されて、ものの数秒でさっきまでの硬度に早変わりした。
「っん…んっ…」
頭ごと前後に動かして、吸い上げながらフェラを繰り返していると、陣平くんが快感に顔を歪ませながらわたしの頭を撫でてくれた。
「っ…上手」
褒めてもらえて嬉しい。
そんな単純な思いから、わたしは喉の奥まで陣平くんの肉棒を咥え込んだ。
じゅぷ…っ
「っ…ミコト…ヤベェそれ…っ」
苦しいぐらいに喉の奥へ吸い込めば吸い込むほど、陣平くんの整った顔が快感に歪んでいく。