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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第27章 2ヶ月分の大好き ☆




陣平くんは、はぁ…と甘いため息を吐きながら、わたしの方を上目遣いで見て言う。


「やべ…止まんねえ」


悩ましげなその顔がいつになく色っぽくて、キュンッと胸が縮む音がした。


「その顔、ずるいよ…陣平くん…」

「ずるいのはお前だって…」


陣平くんはそう言いながら、胸を這わせている舌を動かしながら、右手でわたしの太ももを撫でた。


「っん…ぁ…」


ぴく…と身体が跳ねると同時に思わず声が漏れた。

陣平くんの手が太ももの内側に徐々に移動して来て、わたしのショーツに指を添えようとしたとき


「っ…ま、待って!」


陣平くんの手を咄嗟に止めた。


ぐ…と彼の手を握る力を強めると、余裕なさそうにため息を吐いた。


「ここで待てって…鬼か?お前…」

「だって…わたし2ヶ月も陣平くんとシテなくて…ッ
久しぶりで…その…」

「なんだよ。
…まさか、久しぶりで怖いって言うんじゃ…」


陣平くんが気にしていることが的外れ過ぎて、わたしは恥ずかしいと思いつつも、陣平くんにぎゅっとしがみついて小さい声で言った。


「すごく、濡れてるの…」

「…は?」


きっと陣平くんの予想とは全然違うことを言ったんだと思う。
気の抜けた声を出してわたしを見る陣平くんに、わたしは恥を偲んでもう一度言う。


「だからっ…2ヶ月ぶりで、もう陣平くんにキスされた時から…気持ちよくて…
いっぱい濡れてるけど引かないで…」


そう言ってぎゅっと目を瞑ると、陣平くんはハァッ…とため息を吐いた。

そして、わたしの身体を優しく抱きしめながら言う。


「引かねえよ…引くわけねぇだろ…
俺も、理性飛んでた。
悪かったな。こんなとこ(玄関)で。
…ベッド、行くか?」


そう言って頭を撫でる陣平くんの手が、優しくて、あたたかい。
久しぶりに会ったわたしを、どう触って良いのか陣平くん自身も分かってない様子だ。


わたしは陣平くんをぎゅっと抱きしめ返しながら言った。


「ベッドまで、待てない…
ここでして?」


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