第24章 風邪引き彼氏 ☆
後ろから、お尻の間に大きくて硬いモノがずぷずぷと音を立てて入ってきた。
「ああぁッ…ぁ…ぁあっ」
「っ…ミコト…」
「陣平く…身体、熱いよ…大丈夫?」
「っ…平気」
わたしの身体を後ろから壊れるぐらい強く抱きしめて、子宮の奥まで肉棒で突く陣平くん。
彼の身体がいつもより熱くて、繋がっているところも熱を帯びている気がする。
「あつい…陣平く…」
「嫌か?」
嫌?と聞かれると、嫌だと答えられるわけがない。
「っ…熱くて、気持ちいい…っ」
そう本音を漏らすと、それを聴いた陣平くんはわたしの腰を両手で持って後ろから最奥を何度も攻め立てた。
ズッ…ズッ…ズプッ…
「あっぁあっ…あ」
「ミコト…ミコト…」
陣平くんが吐息混じりにわたしの名前を呼ぶたびに、ドキドキと高鳴る心臓はどこかおかしいのかもしれない。
ただ名前を呼ばれるだけなのに、快感が何倍にも増幅して、思った以上に早く限界が近づいてきた。
「じんぺ…っ…もうダメ…あッ…いく…」
わたしがイク瞬間、耳元で陣平くんの声がした。
「…っ…イク」
その吐息混じりの言葉が妙に色っぽくて、ドクンと心臓が跳ねた時、繋がっている陣平くんの肉棒もびくっと脈打つのを感じた。
びく…びくと脈打つたびに、何かが流し込まれているような感覚がして、わたしは陣平くんがナカに出したんだと悟った。
「も…身体、大丈夫なの…?」
「…死にそう」
その一言を最後に、陣平くんは繋がったままわたしを後ろから抱きしめる形でわたしの背中に倒れ込んだ。
「え…う、嘘でしょ?!」
まさか陣平くん…!?!
慌てて陣平の方へ顔を向けると、スースーと寝息を立てて気持ちよさそうに眠っている。
風邪ひきの癖に、暴走して疲れたんだろう。
フラストレーションを爆発させたおかげか、ものすごく清々しそうな寝顔だ。
でも
「これ、繋がったままなの?!」
陣平くんはわたしのナカに入ったまま、わたしはこの日朝までこの状態で一晩を明かすことになった。