第23章 喧嘩のとある日 ☆
ショーツ越しに割れ目をなぞると、もう十分すぎるほど潤っている。
そこを指で擦りながら、同時に胸を舌で弄ぶと、ミコトの様子がだんだんおかしくなってくる。
「っあっ…や…やだ…待って」
「え?」
見ると、また何か不満そうなミコトは俺をじーっと睨んだ。
「今度は何すか。ミコトさん」
「全然好きって言ってくれない!」
「は?」
「たくさんわたしの名前呼んで、好きって言ってって言ったのに!」
あ。ミコトの身体を触るのに夢中で忘れてた。
と、口に出しそうだったのを飲み込んだ俺は、それを誤魔化すかのようにミコトの脚を大きく開いた。
「えっ…ちょ、ちょっとわたしの話聞いてた?」
「聞いてる聞いてる」
ミコトが怒っているのは知ってるが、俺は俺でもう我慢の限界だ。
勃ちすぎて痛いぐらいの自分の欲望を取り出して、ゴムもつけずにミコトの身体を貫いた。
ズズッ…
「あっ…や…ぁ」
「好きだ…」
「っあ…っ」
「好きだ…ミコト。好き…」
「挿れた後に言うの、ずるいよっ…ぁ」
ミコトはそんなこと言いながら、襲ってくる快感に負けないように俺にぎゅっとしがみついて来た。
そんな細くて華奢な身体を俺は片手で力一杯抱きしめながら、ミコトのナカにはいっている至福の時間を堪能していた。