第23章 喧嘩のとある日 ☆
松田side
「…っわたしの名前呼んで、いっぱいキスして、いっぱい好きって言って!
わたしの気が済むまでしてくれなきゃ、許さない」
そんな最大限に可愛すぎることを、可愛い顔で睨みながら言ったミコト。
ならお望み通りにしてやると、俺はミコトを抱き上げてベッドまで運んだ。
「ミコト…」
愛しい名前を呼んで唇を重ねると、ミコトは俺の背中に手を回してそのキスを受け入れた。
「んっ…じんぺく…」
「ん?」
「好きって言って」
「好きだぜ?ミコト…」
「もっと…」
縋るように俺から好きと言う言葉を聞き出そうとするミコト。
そんなミコトに何度もキスをして、耳元で好きだと囁きながら手早く服を脱がせた。
俺のために、この服を選ぶのに1時間かかったというのに、それを一瞬のうちにあっさりと脱がす俺は最低か?
それでも、ミコトを抱く時間は至福すぎて、いつもはやくはやくと急いでしまう。
気付けば下着姿にさせられたミコトは、俺を上目遣いでじっと見ながら言う。
「こんなに好きにさせて、責任とってよ…」
「俺の方がお前を好きな自信あるね」
そう言い返した俺は、ミコトの下着を片手で外し、浮いたカップをずらしてピンと勃った突起に舌を滑らせた。
くちゅ。
「んあっ…」
ミコトの高い声を聴きながら、さらに舌で感じる場所を攻め立てる。
そして、片方の手は太ももを撫でながらショーツの方は伸ばした。