第22章 ゲレンデに溶ける恋 ☆
そう言った陣平くんは手のひらにボディーソープを付けると、ゆっくりとわたしの身体に手を滑らせて行く。
「っあ…」
ヌルヌルと石鹸越しに陣平くんの手がわたしの身体を這うたびに、わたしから変な声が出た。
陣平くんの手つきが、どう考えても身体を洗う動きじゃ無くて、わたしは思わず振り返りながら尋ねる。
「これ、洗ってくれてるんだよね…?」
「あぁ。そうだよ」
平然とそう言いながら、手を動かすことをやめない陣平くん。
相変わらずわたしからは、手の動きとともに甘い吐息が漏れた。
「っん…」
「ミコト…足、開けよ…」
そう言われて、ゆっくりと足を少しだけ開くと、そこに陣平くんの手がやってきた。
命令されるがまま、ゆっくり脚を開くと陣平くんの指がわたしの割れ目をなぞった。
「あっ…やだ…やっぱり洗ってないじゃん…」
「洗っても溢れてくるんだから仕方ねぇだろ?」
そう言いながら、陣平くんの指がわたしの蜜壺の中にゆっくり入ってきた。
いつもより触れ方が優しくて、わたしは思わず陣平くんを見た。
「っん…ねぇ…
いつもより、優しく触るのなんで?」
「お前が大事だからだ」
そんな甘い言葉、陣平くんには似合わないのに。
彼はわたしが心から安心できるように、全身で愛を伝えて守ってくれようとしてる。
それが伝わって来て、わたしも胸の奥から陣平くんが好きだと言う気持ちが溢れ出た。
「じんぺ…く…」
「ん?」
「して…?」
恥ずかしいのを我慢して精一杯そう言うと、陣平くんはわたしの頭を撫でながら頬にキスをした。
「無理すんなよ…」
「っ無理じゃない!っていうか、こんなにエッチな触られ方して、最後までしない方がつらいよ…」
こんなにその気にさせておいて、責任とって!と言う風に陣平くんを睨むと、陣平くんはフッと笑ってわたしを抱き上げた。
「じゃあ、遠慮なく」