第22章 ゲレンデに溶ける恋 ☆
これを脱がされたら、いよいよ襲われる。
その恐怖が一気に襲ってきて、必死に抵抗したけれど、ただの女の力は非力だ。
2人がかりで押さえつけられるとびくともしない。
こんなことになるなら、陣平くんの言うことを聞いてこいつらなんて最初から無視しておけばよかった…
雪玉なんて投げるんじゃなかった。
他の女の子なんて助けるんじゃなかった。
今更後悔しても遅いのはわかってる。
他の男に輪姦されたこと知ったら、陣平くんどんな反応するだろう。
陣平くんは独占欲が強いから、他の男にヤラれた時点で冷めちゃうかもしれない。
この人たちに襲われることよりも、陣平くんに嫌われる方が何倍も怖かった。
「いや…」
ぎゅっと目を瞑るとボロボロと涙が溢れた。
その時
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
ホテルの部屋のドアベルが鳴った。
「ちっ…誰だよ」
と、男がそちらに気を取られた瞬間、わたしは必死に大声を振り絞って助けを求めた。
「誰か!!助けて!!
たすけ…っんぐ…っ」
即座に口を塞がれたわたしはそれ以上は声を出せなかった。
「はやくヤッちまおうぜ。
チャイムなんか無視だ無視」
「そうだな」
そう言って脚を大きく開かれ、1ミリも濡れてもいないソコを晒された瞬間