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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第22章 ゲレンデに溶ける恋 ☆




今年最後の大学の授業が終わった日、アユと一緒にショッピングモールに来た。


「これ、可愛いじゃん」

「ほんとだー!」


アユが指差したのは、カーキの上着に白のパンツのウェア
インナーにグレーのパーカー


「これに、白のニット帽合わせたら可愛いよ」

「それにする!」


おしゃれ番長、アユの言う事だ。間違いない。

絶大な信頼を寄せるわたしは、言われるがままアユがチョイスしたウェアを買った。


「全部揃えると結構高いよね…」


お会計を終え、貯めていたお小遣いを使い果たしたわたしは、寂しくなった財布を見てため息をつく。


「旅行は陣平さんが出してくれるの?」

「うん、冬のボーナス入ったから任せろって」

「愛されてるねぇー」

「うち、実家もお金に余裕ないからバイトしたいんだけど、陣平くんに会えなくなるの嫌だしな…」

「まあ確かに、ただでさえ授業に試験にレポートに、忙しいからね。うちらの学部は。
まあでもウェア買えたしよかったじゃん。
お茶でもして帰ろうよ。」

「うん!コーヒー一杯ならお礼にご馳走できるよ!」


そう言いながら、ショッピングモールの一階にあるスタバに向かおうとした時、近くにあったランジェリーショップの前でアユが立ち止まった。


「ミコト!勝負下着は持ってかないの?」

「しょ、勝負下着?!
何の勝負をするのよ!」


もう初体験は終わったし、なんなら何度もそういうことしてるから、今更勝負もなにも…


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