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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第20章 兄が愛した人 ☆




そしてナカに刺さってるモノがぴくぴくと脈打つたび、わたしのナカに白濁の液が射精された。


「っぁ…陣平く…」

「ミコト…好きだ。
…お前は、どこにも行くなよ…?」


そう溢した陣平くんは、わたしの身体を強く強く抱きしめた。

お前はどこにも行くな

その言葉を聞いて、思った。

きっと陣平くんもわたしと同じだ。
全然吹っ切れてない、お兄ちゃんのこと。

平然としているように見えて、まだ深い悲しみの中にいる。



「どこにも行かない…」


わたしはそう言って陣平くんの身体に抱きついた。
同じだね、わたしたち。

わたしたちはぎゅっと抱きしめ合った。


お互いの身体が消えてしまわないように。




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