第20章 兄が愛した人 ☆
ゆっくりと手を滑らせていき、ミコトの心臓の音が一番近くなったところで、柔らかいそこをゆっくりと揉んだ。
「っん…ぁ…」
ぴく…と身体を揺らした後、ミコトは俺にぎゅっと抱きついて、俺の目を見つめてくる。
タレ目なところは、萩原に良く似ているな。
「けど、お前の方が100倍可愛い」
「え?なに?」
最後だけ声に出してしまった俺は、誤魔化すように慌ててミコトの服を捲り上げた。
そして、あっという間に下着姿にすると、最後に残ったその下着でさえもあっさりと脱がせてしまう。
「陣平くん…」
「俺が触った時のお前の反応が、可愛すぎるって話」
「っん…」
さっきの失言を誤魔化してそう言うと、俺はぽろ…と目の前に溢れたミコトの双丘に吸い付いた。
ちゅ…ちゅく…
「っんぁっ…」
ミコトから可愛い声が漏れたとき、俺の股間にも血液が集中していく。
そして、俺が舌を離すとぷく…と膨らんだ胸の突起が俺の唾液で艶めいた。
たまらず、もう一度それに吸い付いた俺は、舌で突起を潰すように舐めながら、右手でミコトの内太腿を撫でた。
「んっ…ぁ…」
ぴくっ…ぴく…と身体を跳ねさせるミコトは、小さい声で喘ぎながら俺を見た。
俺はミコトの目を見つめながら、ショーツ越しに蜜壺の割れ目をなぞった。
クチュ…
直接触らなくてもわかるぐらい、ぐしゃぐしゃに濡れたソコを触られたミコトは、かあっと顔を赤くしながら俺を見る。
「もう…焦らさないで…」
涙に濡れた瞳で、はあはあと甘い息を吐きながらそう言うミコトを見て、ぷつんと理性が切れる音がした。