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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第19章 ハッピーバースデー陣平くん ☆




お前を置いて、死なねえよ


陣平くんはそう言った。


本当に?
嘘じゃない?
このままずっと、陣平くんと一緒にいられるの?
来年も、5年先も、10年先も陣平くんが生きてる未来は存在する?

結婚して、子供ができる
そんな将来を期待してもいい?

いろんな思いが押し寄せてきて、わたしは必死に陣平くんにしがみついた。

どこにも行かないで…
何度もそう願いながら、彼の広い背中を手のひらで感じた。


「っ陣平く…」


名前を呼ぶと、泣けてきた。
彼の顔を見ながら、陣平くんと呼べるこの奇跡は一体いつまで続いてくれるの?


「泣き虫だな…ミコトは」

「っ…ん…」

「そんなんじゃ、俺がずっとそばにいるしかねぇだろ」

「ずっといて…ずっと、一緒がいい」

「…約束」


そう言って陣平くんはわたしの小指に自分の小指を絡めた。

そして、そのまま手を握って腰のスピードを速めていく。


「っあ…ぁっ…」

「ミコト…」

「じんぺ…く…
キスして…」


そうせがむと、陣平くんはわたしの唇に自分の唇を重ねた。

そして、舌を絡めてお互いの味を堪能する。

くちゅ…と何度目か舌が絡んだ時


「っ…イク」


先にそう言ったのは陣平くんだった。
なのに、わたしは彼が気持ちよくなってくれているということが嬉しくて、陣平くんより先に絶頂を迎えそうになる。

ズッ…ズッ…


性器が出し入れされる度に響く水音が大きくなってきた時、陣平くんのモノがビクッと脈打った。

そして同時に、わたしもあっさりと高みに連れていかれた。


「ミコト…」

「ん?」

「来年も、こうして祝ってくれるか?」

「祝うよ…決まってるでしょ?」


そう返事をすると、陣平くんが笑ってわたしのおでこにキスをする。

そしてその時また、わたしの目から一筋涙がこぼれた。




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