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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第17章 太陽と水着とたこやき




松田side


やっぱりな。
俺がちょっと目を離すとすぐにこれだ。

ミコトに近づこうとする男を追い払うと、ミコトは呑気に「陣平くん、王子様みたい」なんて言いやがる。

頼むからもっと危機感を持ってくれよ。
そんなんじゃ、お前にGPSを仕込まねぇといけなくなるだろ…

と、警察官にあるまじきことを考えながらも、プールにはしゃぐミコトが可愛いのは事実。

昼飯を食い終わり、流れるプールでのんびりと満喫していると、だんだん日も暮れてきた。


「陣平くん、何時までいる?」

「あー。あと30分ぐらいで帰るか。」

「うん!今日ね、陣平くんち泊まってもいい?」

「俺は最初からそのつもりだった」

「陣平くんえっちー!」


お前が先に泊まりたいと言ってきたくせに何がえっちだよ!
とミコトをくすぐっていじめてやろうとした時、


キャーーー!


と、流れるプールの先にいた複数の客から突然悲鳴が上がった。

「なんだ…?」

「何かあったのかな?」


そう言って俺とミコトも悲鳴のした方へ視線を向けると、プールの上にぷか…と男が浮いている。
まさか、溺れたのか?!


「陣平くん!プールサイドに上げないと!」


俺とミコトは考えていることは同じなようだ。
咄嗟にその男を助けようと、バシャバシャと水をかき分け、その男の身体を掴み、プールサイドへと運んだ。


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