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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第17章 太陽と水着とたこやき




その時、トントンと誰かに肩を叩かれた。

ん?アユが何か乗せ忘れた?

てっきりアユだと思い、後ろを振り返ると全く知らない男の人が立ってる。


少し年上の、ちょっとチャラそうな見た目のお兄さん2人組が、わたしを見るなり笑顔で話しかけて来た。


「ね、1人でこんなに食べるの?
俺らが運ぶの手伝ってあげようか?」


と、1人と決めつけて有無を言わさないナンパ術…

わたしはふいっとそっぽを向きながら、再び歩き出した。


「ちょ、ちょっとー!
ね、今から暇?俺らと一緒に遊ばない?」

「暇じゃないです。遊びません」

「そんな冷たいこと言わずにー!
いいじゃん。名前、何で言うの?」

「彼氏と来てるので!」

「へぇ?でも俺たち、彼氏より優しくできる自信あるけど?
満足させてやるのになー?」
あっちの方も上手いよ?」


日本語が通じない日本人とはまさにこの人のことを言うんだろう。

わたしが何を言っても聞く耳を持たないその人は、わたしの肩を抱きながらそんな下ネタをぶっ込んでくる。


なんて、下品な!
あっちの方も上手いってなに?!
陣平くんのほうがぜっっっったい上手だから!!


と、意味不明な張り合いを心の中でしていた時、わたしの後ろから声がした。


「おい」


その声の主は、わたしの肩に回された男の腕を乱暴に振り払うと、わたしの身体を自分の後ろに隠した。


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