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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第17章 太陽と水着とたこやき




しかしあちぃな…
早いところプールに入って涼みたいぜ…


そのとき


「陣平くん」


声のした方を見ると、ミコトが立っていた。

ちゃんと俺のパーカーを着ているのはいいが、ブカブカすぎて太ももの微妙な位置までパーカーが伸び、それはそれで男を挑発するような格好になっている。


しまった…
ちょっと考えればわかることじゃねぇか俺…

自分の考えの至らなさにはぁーっとため息をついていると、ミコトは目を丸くして俺に言う。


「早いね陣平くん!」

「下を着替えるだけだからな」


そう言って俺が手を差し出すと、ミコトは嬉しそうに俺の手を握った。


「それにしても暑いねー!
早くパーカー脱いでプールに入りたい!」


そう言って笑うミコトは、髪をアップにしていて白い首筋に思わず見惚れた。

以前につけた俺のモノという印は、すっかり消えていて、綺麗な傷ひとつ無い肌が眩しい。


また付けとかないとな…


そんな下心丸出しのことを考えながら、一緒にプールサイドまで歩き、空いているパラソルの下に腰掛けると、俺はハッと思い出した。


「やべ。
浮き輪、ロッカーに入れたままだ。
取ってくるわ。待ってろ」

「はぁい」


しまったな。
ミコトのことに気を取られすぎだろ俺…

はぁ…とため息をついてガシガシと頭を掻くと、俺はミコトを置いてまた更衣室へと戻った。



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