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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第16章 ある夏のはじまり




シャワーからあがったら、陣平くんとベッドで…


そこまで想像して、わたしはかあぁあっと顔を赤くし、悶える。

もう何度も彼に抱かれているのに、未だに緊張するしドキドキするし、口から心臓が出そうになるぐらいだ。

わたし、どれだけ陣平くんのこと好きなの…

そう自分に呆れながら、テーブルに置いてあった食器をまとめたわたしは、洗い物をしようと立ち上がった。


そのとき


「ん???」


この感覚、毎月毎月やってくる、女の子特有のアレ…?


わたしは急いでカバンからポーチを取ると、そのままトイレに直行。
案の定、月に一度の女の子の日が始まってしまった。


「あぁー!」


なぜ、このタイミング…


がくーっと肩を落としたわたしは、まあでも生理来ないなら来ないで焦るけど…と独り言を言いながら、ナプキンを敷いてトイレを出た。


ちょうどその時陣平くんがお風呂から出てきて、髪を拭きながらわたしに話しかける。


「ほら、お前も入れよ」

「うん…」


ずーんと落ち込んだまバスルームに向かうわたしを、陣平くんは不思議そうな顔をして見ていた。


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