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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第16章 ある夏のはじまり




2人の間に流れる空気が、だんだん大人で妖美な雰囲気になってきて、ミコトは思わず俺に聞いた。


「しゃ、シャワーは?」

「浴びたい?」

「浴びたい!っ…だって、陣平くんに触れられるところは全部ピカピカにしておきたいもん」


そんなことを、頬を赤く染めて上目遣いで言われると、思わずときめいた俺ははぁー…っとため息をつきながら自分の顔を手で覆った。


「ほんっと…小悪魔だな」

「?」

「…一緒にシャワー浴びる?」

「無理!やだ!陣平くん先入ってよ!
わたしその間、洗い物とか全部片付けてるから!」


なんだ。ダメなのか。

少しだけ残念に思いながらも、顔を赤くして慌てふためくミコトが見れたからまあよしとするか。

ミコトと一緒に風呂に入るのは諦め、俺は言われた通り先にシャワーを浴びに脱衣所へ向かった。




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