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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第15章 メイド服を着たカノジョ ☆




松田side


「納得いかねぇ」


ブスッと不機嫌MAXを顔に出しながら、俺は頬杖をつきながらゼロを見た。


「まあまあ、たかが文化祭だし」

「たかが?!俺の女が別の男とカップルコンテストに出るんだぜ?!
あり得ねぇだろ!」


イライラを隠さずに当たり散らす俺に、零は笑いながら言った。


「そんなに気になるなら、見に行ってみないか?
あと15分で、中庭のステージAで始まるみたいだし」

「…零が行きてぇなら行ってやるよ」

「素直じゃないな。相変わらず。」


行きたいと絶対言わない俺を見て呆れる零と共に、俺は中庭のステージAの、後方の座席に座った。


「しかし、大学生ってのはチャラチャラしたやつばっかりだな」

「松田だって、ヤンチャしてたんだろ?
萩原と」

「…まぁ、そうだったかもな」


あの頃の俺たちみたいなのが、ミコトの周りにはゴロゴロいんのか。
そう思うとますますイライラが募る。


「言っておくが、ふざけたコンテストだったら俺が即座にステージから連れ出すからな」


鼻息荒くそう言う俺を見て、零はクスクス笑いながら言った。


「むしろそれが見たいんだよ、僕は」


こいつ…
完全に楽しんでやがるな…





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