第14章 桜の木の下で ☆
早く、一番感じるところを触ってほしくて身を捩らせていると、陣平くんはそんなわたしを見て意地悪に笑った。
「どうした?腰動いてるぜ?」
「っ…意地悪しないで…」
「…っお前、ほんっとズルいって」
はぁはぁと縋るように陣平くんに抱きつくと、参ったようにため息をついた陣平くんは、わたしのトロトロに溶けたアソコに指を挿入した。
つぷ…
「っん…ッあ」
一本じゃ足りないほど、わたしの身体はもう熟していて、きっとそれを陣平くんもわかってる。
相変わらず胸の突起を舌で転がしながら、陣平くんはわたしを見つめて言った。
「指一本じゃ足りねぇだろ」
「ンッ…ぁ…」
コクコクと首を縦に振り、もっと気持ち良くしてほしい…そんな目で陣平くんを見ると、デビルな彼はわたしに全部言わせようとする。
「どうして欲しいかちゃんと言えよ…」
「あっ…ぁあっ…ほし…い」
「?何が?」
「っ…陣平くんの…挿れて?」
精一杯勇気を振り絞ってそう言うと、陣平くんはわたしのおでこに優しくキスをした。
いじめてたくせに、突然優しくなるのホントずるいよ…
そう思っていると、陣平くんはわたしの身体をぐるんっと後ろ向きにした。