第14章 桜の木の下で ☆
くちゅ…と舌が絡む音が耳に響いて、その度にゾクゾクと快感が押し寄せてくる。
「んっ…陣平く…っ」
「スウェット一枚だと、楽だな。
一瞬で脱がせるから」
そう言いながら、陣平くんはわたしの着ていたスウェットをキスの合間に脱がせた。
下着姿になったわたしに、陣平くんのキスは止まない。
角度を変えながら何度も唇を重ね、背中に手を回してホックを外すと、緩くなったブラの隙間から陣平くんの手のひらがわたしの胸を覆う。
「あっ…」
「ほら…俺が一番よく知ってるだろ?
お前の感じる場所」
耳元で意地悪に囁いて、陣平くんの指がわたしの胸の突起を摘んだ。
「っん…ぁあっ」
陣平くんの指遣いに感じていると、いつの間にかわたしの身体はベッドに寝かされ、さっきまでわたしの唇を塞いでいた陣平くんの舌は、いつの間にか鎖骨を這ってわたしの双丘へと辿り着いてる。
くちゅ…
陣平くんの舌が、わたしの胸を食べるように愛撫して、わたしの身体がビクッと跳ねた。
「ここ、舐められんの好きだろ…?」
「あっ…す、き…」
陣平くんの鋭い目で見つめられながらソコを舌で弄られると、快感がゾクゾクと這い上がってくる。
そしていつの間にか陣平くんの手のひらはわたしの太ももの間をつつ…と撫でた。
それだけでわたしの身体の中から期待の蜜がじわっと溢れる。