第13章 ニューイヤー ☆
ぐすっ…と泣きながら俺を睨むミコト。
それでも可愛いと思うのだからもう病気だ。
「んな顔すんなよ…
お前が可愛いすぎて我慢できなかったんだって…」
気付けばゴムすらつけてねぇ…
今更気づいたが、ここで止められるほど出来た男でもない。
ミコトはそんな俺を見透かしてか、俺の首にぎゅっと腕を回して耳元で囁く。
「今日は、大丈夫な日だから…
中に出していいよ?」
「っ…」
いや…さすがに中出しはまずいだろ…
そう頭では思うのに、身体は嫌と言うほど正直だ。
腰が勝手に前後に激しく動き出し、ミコトの身体の奥の奥まで突き上げた。
「っあっ…あぁあ」
「っ…ミコト…」
ズッ…ズプッ 性器の擦れる音が次第に大きくなっていく。
そして、ミコトのナカもだんた締まってきて、俺は一瞬、やべぇ。引き抜かねぇとと思った。
が、気持ちよさとミコトをナカから汚してしまいたいという独占欲に勝てず。
「っ…ミコト…イきそ…」
「っあ…じんぺく…ナカにちょうだい…」
あぁ…ズルい男だな俺は。
ミコトのおねだりを引き出すと、俺はあっさりとミコトのナカに白濁の液を射精した。
どく…どくと、俺の欲望が全部ミコトに流れていく。
「っミコト…」
ゆっくりと引き抜くと、さっきまで俺が入っていたところから、くぷ…と受け入れきれなかった精液が溢れ出て、その様子を脳内に焼き付ける。
これでたぶん1ヶ月は抜ける…
そんな最低なことを思いながら、俺はミコトの身体をまた抱きしめた。
俺を全部丸ごと受け入れてくれたのが嬉しくて、愛しくて、ミコトに何度もキスをした。