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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第13章 ニューイヤー ☆




陣平くんにベッドまで連れていかれると、わたしの胸は期待でいっぱいになる。

また、陣平くんの1番近くに行ける。
彼と体温が溶け合うあの瞬間が何より幸せで、わたしは、はしたなくも早く…早く抱いて…そう思ってしまう。


「陣平くん…」

「ん?」


陣平くんの名前を呼ぶと、キスをするのを一度止めて、わたしの髪を撫でながら顔を覗き込んでくれる。

それが愛しくて、わたしはついつい彼の名前を呼ぶくせがある。


ベッドで寝かされ、着ていた服をゆっくり脱がされると、途端に冬の室温が身体を冷やした。


「さむい…」


ぶる…と身体を震わせたわたしを、陣平くんも着ていた服を脱いで、わたしに覆い被さりぎゅっと抱きしめてくれた。


陣平くんの逞しい身体から伝わる素肌の体温が、あったかくてきゅんと心臓が高鳴る。



「ふふっ。あったかーい」

「こんな格好で抱き合ってるのに、随分余裕だな」


陣平くんは耳元で意地悪にそう囁くと、ゆっくりとわたしの首筋に舌を這わせた。


「んっ…」


そのままちゅ…と吸い上げると、ゆっくりと唇を離してわたしの髪を撫でる。


「俺のだって、名前書いとかねぇとな」

「名前?」

「松田陣平って書いてやった。お前の身体に」

「えっ!?どこ?!」


慌てて身体を起こして確認しようとするわたしを、陣平くんが優しくまたベッドに押し倒す。


陣平くんの目の前に、わたしの下着姿の上半身が晒され、思わず顔が熱くなる。


陣平くんは、きっと大人の女が好きだと予想して買った黒のセクシーな下着を見て、陣平くんは目を丸く見開いた。


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