第12章 大人の階段 ☆
胸を覆う面積はトップ部分だけ。
あとはレースでほとんど見えている。
ショーツはレースと紐デザインの、アソコの部分がパックリ割れているデザインの、文字通り「つけてセックスする」ための下着だ。
そして上に着ているベビードールはほぼ透けている。
「や、やっぱり、無理…」
「うるせぇよ…」
もうこっちは、その気満々だって…
さっきの、優しくしたいorむちゃくちゃに俺のものにしたいの対決は、後者の勝利だ。
ぷつ…と理性が切れた音がした俺は、下着姿のミコトの手を引いて、ベッドから立たせると、部屋の窓辺に座らせた。
いつも見下ろしているミコトの顔がちょうど同じ目線にあるのは新鮮だ。
ミコトの唇を奪いながら、エロい下着を纏ったミコトの身体をくまなく触っていく。
「っん…ぁ…」
「っやべ…興奮してきた…」
好きな女が、こんな挑発的な格好をしていて、冷静でいられるわけもなく、俺はミコトの首筋に吸いつきながら、指で胸の突起をくりくりと摘んだ。
もう既に俺の欲望は天を仰いでいて、勃ち上がって痛いぐらいだ。
「っああっ…ぁ…じんぺ…くん」
「反則だから…お前…」
そう言ってベビードールを脱がせると、レースで突起が透けているブラの上から、くちゅ…と舌を這わせた。
「あっ…陣平くんのエッチ…」
「エッチなのはお前だろ…
こんな格好して。」
「だ、だって陣平くんが着ろって…ッあ…ぁ」
「悪いけど、優しく出来ねぇから」
そう言いながら、ミコトの太ももに手を這わせる。