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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第12章 大人の階段 ☆




「メイク落として歯磨きだけしてくるぅ」


そう言って、洗面台に向かうミコト。
やれやれ。とベッドで寝る準備をしておこうと部屋の中を移動した時、不意にミコトが置いてあった紙袋を蹴飛ばした。


ガサッ…


なんだ?とその蹴飛ばした先を見ると、紙袋から中身が飛び出していた。


「なんだこれ…」


その飛び出した物体を拾おうとした時


「だめぇえええ!!!!」


洗面台にいたミコトが歯磨きを終えて戻ってくると、俺が拾おうとした紙袋をバッと取り上げた。
物凄い勢いに慄きながら、俺はミコトを見た。


「?なんだそれ」

「言っておくけど、わたしが買ったんじゃないから!
アユが誕生日にくれたんだよ!?
こんなエッチなの、使い道ないって言ったけどせっかくくれたから受け取ったの。
でも着ないし、陣平くんだってこんな過激なセクシー下着嫌いだろうし…


ペラペラと早口で話し出したミコト。

俺の耳には、

「エッチなの」 
「過激なセクシー下着」

この2単語しか入ってこず、即座にミコトの腕を掴んで言う。


「着ろよ」

「…え?」

「着て、俺に見せて」


俺から飛び出したまさかの要求に、ミコトはみるみるうちに顔を真っ赤にしながら言う。


「…え!や、やだ!だって!
めちゃくちゃエッチなやつだよ?!
何ならもう布の意味を成していないし!」

「あぁ。それが見てぇんだ」


悪びれもなくそう言う俺を見て、あ。陣平くん本気だ…と悟ったミコト。




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