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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第11章 ハタチになる日




とりあえずサプライズにしたくて、ワザと仕事だと嘘をついて、わざわざ偶然を装い駅で待ち伏せ。

タクシーでミコトを連行したまでは計画通りだった。

が、ミコトが突然タクシーの運ちゃんに行き先変更したいと言い出した時は焦った。

シャワー浴びたい!なんて言うミコトを、どうにか無理矢理、ホテルを取っている理由をこじつけて落ち着かせると、ミコトは納得していないような顔をして不審そうに俺を見た。


こいつ…頭いいくせに、気付かないのか?!

誕生日に、彼氏がホテル取ってるって言っているんだぜ?!

気付かれて欲しくないはずの計画なのに、自分の彼女の鈍感さには目を見張るものがある。

不審に思われながらも、ホテルの部屋に着き、ミコトをバスルームに押し込んだ後、用意していたワンピースを脱衣所にかけた。

もうある種、この時点でバレるだろうな。
サプライズし慣れていない俺にはこれが限界だ。

きっと、ワンピースを見た瞬間、陣平くん!わたしの?!ありがとう!!大好き!って飛びついてくるに違いない。


そう思っていたのに



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