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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第11章 ハタチになる日




大学に到着し、講義室に入るとアユがわたしに気付いて近づいてきた。


「あっ!ミコトー!ハピバ
これ、プレゼント♪」

「え!ほんと?ありがとうー!!
開けてもいい?」

「いいよー!」


そう言いながら手渡された紙袋を開けると、中は可愛い部屋着とブラショーツが入ってる。


「可愛い!わたしいつも陣平くんのスウェット着てるから、今度からこれ着ることにする!
下着も可愛いー!わたしの好きなピンク!」

「あ!だめだめ!
それは自宅で使う部屋着と普段用の下着!
俺のスウェット着せる口実奪うな!って私が怒られる!
"陣平くん"の家で使うのはこっち♡」


にやりと笑ったアユは、もう一つの紙袋をわたしに手渡した。


「なに?これも開けていい?」

「開けていいけど、出さないほうがいいよ。
袋の中で見てみて?」


そんな意味深な発言に、わたしはおそるおそる紙袋の中を覗いた。
そしてそこに入っているものを見て目を見開く。


「んな!なにこれ!」

「それ着たところを見た彼氏の反応、待ってるから♪」


中に入っていたのは、黒のレースがあしらわれたセクシーな下着
ブラはほとんどトップが見えるデザインで、Tバックはアソコが空いていてショーツの機能を成していない。
おまけにその上に着るスケスケのベビードール。


「こっ!こんなの着れるわけないでしょ!」


26歳のわたしでも着たことないわ!!
…まあ、26歳のわたしはそういうことする相手は一切いなかったんだけど…


と、自分の心の中でノリツッコミを入れながら、アユがくれた過激な下着をじっと観察していると、アユはわたしの反応を見て笑いながら言う。


「えー!それ着て誘惑してみてよお!
今日、会うんでしょ?もちろん。
誕生日だし」


さも当然。というようにアユが言う。





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