第10章 愛してるなんて ☆
キスに夢中だったわたしは、いつの間にか気づかないうちに陣平くんにベッドの前に誘導されていて、ゆっくりとベッドに押し倒された。
「ミコト…この間言ったこと、覚えてるか?」
「…うん」
「今日は途中でやめねぇから。」
そう言いながら、陣平くんはわたしの着ていたニットのワンピースをあっさりと脱がした。
そして陣平くんも上半身裸になると、わたしの首にかかる髪を避け、首筋に舌を這わせた。
「んっ…」
ちゅ…と陣平くんの舌が這いながら、わたしの背中に手を回し、ブラのホックがぷつ…と外れる音がする。
白いレースの下着が、ふわ…と胸の前に浮いた。
そして、陣平くんの掌が、鎖骨からゆっくり下に下がり、双丘まで辿り着く。
突起を弄られながら乳房をゆっくりと揉まれると、わたしの身体の奥からは甘い蜜とエッチな声が溢れ出す。
「あぁっ…」
「ミコト…」
わたしの名前を愛おしそうに呼びながら、陣平くんの手がわたしの胸を、舌が首筋を愛撫する。
そして胸を触っていた陣平くんの手はお腹を這い、ゆっくりと下の茂みの方へ移動していき、首筋を舐めていた舌は鎖骨から胸のほうへ移動する。
両方目的地に辿り着いた時、一斉に刺激が押し寄せてきた。
クチュ…
「んあっ…!」
舌でピンと勃った突起を舐められ、グズグズに溶けたアソコには、陣平くんの指があっさりと飲み込まれた。
クチュ…くちゅ…
「あっ…やぁ…」
「ぐしょぐしょに濡れてるな…」
「い、言わないで…」