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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第10章 愛してるなんて ☆




「ミコト。今度は外で会うぞ」


ベッドに潜るわたしは突然そんなことを言われ、慌てて布団から出て陣平くんの顔を見た。



「なに?改まって…」


陣平くんはバツが悪そうに頭を掻きながら、少しだけ顔を赤くして目を逸らしながら言った。


「まだ付き合ったばかりだし、ちょっと昨日は焦り過ぎた。
普通に、外でお前の行きたいとこ行こう」


陣平くんって、そんなこと気にするタイプだったんだ…
お構いなしのゴリゴリ肉食系だと思ってた。

また新しい陣平くんが見れた気がして、わたしはフフッと笑みを漏らす。


「なにがおかしいんだよ」

「べつにー??」

「…行きたいとこ、考えとけよな」


陣平くんの手がわたしのまだ寝癖の髪をくしゃくしゃと撫で、優しく笑う彼の顔をじっと見てた。


これからもこんな日々がずっと続けばいい。
未来に戻りたくない。

祈るようにそう思った。


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