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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第9章 俺のだ ☆




「じゃあ、寝るか。
明日も授業だろ?俺も仕事」


陣平くんはそう言って、本当に雑魚寝をするつもりなのか、カーペットの上にまたゴロンと寝転がった。

わたしたち、付き合ってるんだよね?
なのに、別々で眠るの?

もう勝負下着がどうとか、言ってる場合じゃない。
すっぴんだって、どうだっていい。

わたしはベッドの上から腕を伸ばし、陣平くんのTシャツの裾を掴んだ。


「…陣平くん。」

「んー?」


こちらを見ずに、声だけで返事をする陣平くん。
そんな彼に、勇気を振り絞って震える声で言った。


「…一緒に寝ようよ…」


陣平くんはしばらく黙った後、わたしを試すように言う。


「…誘ってんの?」

「誘ってる」


正直にそう言うと、陣平くんは大きなため息を吐きながら言った。


「バカ…お前…襲うぞ?」


襲うなんて言われても、全く怖くないよ…
陣平くんになら何をされても平気。

わたしは陣平くんのシャツの裾を掴む手を少しも緩めずに、陣平くんを見た。


「襲って…?」


その言葉を聞いた陣平くんは、わたしに覆い被さるように、ベッドの上に膝をついた。

そしてそのまま、わたしの身体は陣平くんに押し倒される。

襲うなんて言葉がぜんぜん似合わないぐらい、優しく、ぽす…と枕に頭を預けた。


「ミコト…俺以外に、そんなこと絶対言うなよ」

「陣平くんだけだよ…」


本当に、一生陣平くんだけ。
あなたがこの世からいなくなっても、わたしはあなたの面影をずっと探してたんだよ?

これ以上の証拠ないじゃん…


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