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【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第9章 俺のだ ☆




わたしから出た謎の単語に、アユがはてなマークを浮かべるのを、わたしは慌てて弁解する。


「あっ!えと、前みたいに友達に戻りたくないってこと!」

「そゆこと。
…で、どこまでしたの?」


アユが突然わたしに耳打ちしてくる。


「どこまでって?」

「キスとか、エッチとかしたの?」

「ばっ!バカ!しないよ!
昨日付き合ったばかりだよ?!」


本当は一度したことあるけど、それは未来の話だし!


「なーんだ。
でも、今日会うんでしょ?」

「なんでわかるの…」

「めちゃくちゃおしゃれしてるから」


そう言ってアユはわたしの姿を上から下まで順番に見ていく。

髪はちゃんとコテでワンカール。
メイクはベースから完璧。
服も、ちょっと女の子らしいワンピース

どう見ても、大学の講義のあとにデートに行く女子大生の服装だ。


「今日、ご飯食べるの」

「あんたが食べられるかもねー!」

「ないよ!外食だしきっと!」


アユのチャチャに、わたしは顔を赤くして否定した。

否定したけど…
もし今日、陣平くんにそういうこと誘われたらどうしよう…

付き合ってるわけだし、拒否するのはおかしいよね?

わたしの身体は19の身体だから、まだ処女…
ということは、あのバカみたいに痛いのをもう一度経験しなきゃいけない?!


それに、外見は取り繕ってきたけど、下着は勝負下着じゃない!!


そんな重要なことを思い出したわたしは、心に誓う。

今日は絶対だめ!
ご飯を食べてまっすぐ家に帰る!!


そんなわたしを眺めては隣で楽しそうにアユが笑ってた。


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