• テキストサイズ

【R18】evermore 【DC/松田陣平】

第7章 時を駆ける想い




目を丸くして俺を見たミコトに、俺は静かに聞く。


「誰と?」

「え?」

「誰と使った?」


俺の大事なミコトを汚したのは誰だ?

2年も放ったらかしにしたくせに、そんなことを思っていると、ミコトは俺を切ない目で見ながら言った。


「…じん


「ただいまー!!!」


ミコトが誰かの名前を言おうとした時、タイミングが良いのか悪いのか、萩が上機嫌で帰ってきた。

結局、誰だか聞けず終いで、俺は思わずため息を吐きながら萩に食ってかかる。


「萩!ゴムを堂々と段ボールに入れてんじゃねぇよ」

「えー?別に恥ずかしくないだろ?」


恥ずかしくないけど、ミコトと、ものスッゲェ微妙な空気になったんだよ!

心の中でそうツッコむが届くはずもなく、結局荷物の片付けは夜までかかった。

/ 916ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp