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【鬼滅の刃】獣柱は皆のお気に入り(R18/BL)

第7章 兎は狼に勝てない( 錆兎 )




「 …知っているんだ。お前が…娼婦の元に行くのを… 」

吉原には行かないが、そう行った店に行くことはある。
特に発情期が近い冬時期は多いだろうし、俺も男だ。

溜まるものは溜まるから、発散する場所には脚を向けてるし、それを他の連中に見られたからって特に気にしては無い。

「 嗚呼、だから…なんだ? 」

少し言い方が悪かったかも知れない。
冷たく言った様な言葉に、錆兎は顔を横へと背け眉を下げる。

「 …そんな、知らない女に向けるのなら。俺に向ければいいだろう…。もう、子供じゃないんだ…。お前の相手にしてくれ… 」

「 錆兎、酔ってるだろ? 」

「 多少、酔ってはいるが…。言ってる事は分かっている。俺も男だ…二言は無い 」

少し前まで、兄弟子として後ろをついてきたり
修行をつけて欲しいって言ってたのが嘘のようだな。

流石、柱になっただけしっかりして来たんだなって思うと、その成長が嬉しくて小さく笑い。
身体を曲げては、額へと口付け落とし跳ねた髪へと触れる。

「 錆兎、抱いてもいいんだな? 」

誘われて断る事はしない。
よっぽど女から、性的欲求が無い時に誘われたなら今は気分じゃないと言うが、
錆兎がほんのりと頬を色づかせ、勇気を持って言ってきたなら答えたくなる。

「 嗚呼…来てくれ、青牙…… 」

「 じゃ、御言葉に甘えて… 」

逸らしていた顔はこちらへと向き、髪に触れていた手を頬へと滑らせれば、唇へと口付けを落とす。

触れる唇から強く香る酒の匂いと、錆兎の甘ったるく、俺を受け入れる気持ちを強く持ってくれている匂いに、欲が高鳴る。

「 ん、はぁ、ん… 」

幾度となく口付け交わし、羽織と隊服を脱がせばそのまま下までも外す。
錆兎だけ、先に脱がして片手を筋肉に滑らせた後、胸を揉み、指腹を尖端へと掠ればぴくっと腰を動かした。

「 はぁ…ン…ンッ… 」

舌先をそっとネジ入れ、酒の味がする咥内を舐めては、自ら向けてきた舌と重ねて絡ませる。
ねっとりと触れ合い、角度を変えながら行えば、
錆兎は咥内に溜まった唾液を自ら飲み干し、直ぐに舌を向けてくる。

彼の両手は、何方も其々に俺の腕へとお添えてる程度に置かれ、反応する度に僅かに握るだけになる。

だが、見るからに初めてなのに…
余裕がある様な雰囲気を見せてるんだよな…まぁいいか。

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