• テキストサイズ

【鬼滅の刃】獣柱は皆のお気に入り(R18/BL)

第4章 兄妹の絆( 冨岡 )




此処から近いし、父親であり、師匠である鱗滝さんに一度会いたかったが…
俺には俺の役目がある為に、顔を見せるのはまた今度にすることにした。

隠達が行っているのを見ていれば、走って来た義勇と合流する。

「 ……ここに居たのか 」

「 帰るぞ、義勇 」

「 嗚呼 」

少し息を吐いてる此奴は、相当全力で走って来たのだろう。

そこまで距離は開いてなかったと思うが、犬のように着いてくる様に軽く笑みを向け脚を動かせば、斜め後ろを着いていくる。

「 あの二人は如何したんだ? 」

「 鱗滝さんに任せた 」

「 …まぁ、俺を育ててくれたし…あの人なら大丈夫だろうな 」

やっぱり頼るのはあの人になるなって思い納得すれば、義勇は少しだけ視線を落とす。

「 …何故、殺すことを止めたんだ 」

「 ん?まぁ、弟が命賭けて決めたなら見守るもんだろ。安心しろ、腹を切るときは一緒に切ってやるさ 」

「 !? 」

一人の命より、俺の命も掛けた方が他の連中もなにか言うことは出来ないだろう。
それに、恐らくだが鱗滝さんもあの鬼の娘に命を懸ける。

俺を鬼滅隊に入れるときも、お館様にそう言った話をしてたらしいからな。

゙ アイツが人を襲えば、ワシは腹を切ろう。だが…剣士として使えるのならば、アイツを認めて欲しい ゙

本当、優しい人だなってつくづく思う。

「 なぁ、義勇。腹減ったし鮭大根でも食って帰ろうぜ 」

「 !? 」

「 後藤も行こうぜ 」

「 ちょ、待てよ! 」

なにか他の隠に指示をしてた後藤は、それ等を伝え終えてから走って来た。

3人でこうして食べに行くのも久々とは思わないか。

「 おまたせしました、鮭大根と肉うどん2つです 」

「 !! 」

「 …義勇さんって、そんなに好きなのか… 」

「 嗚呼、かなり好きだぜ。可愛いよな! 」

食べに行けば、顔をぱぁと明るくさせて鮭大根を見る様子に後藤は驚くも、コイツの前で一緒に食ったことないか。

まぁ、それも良いと頷いては、俺は肉うどんを食べる。

その後、お館様には鬼舞辻に逃げられた事を報告したが、怒ることもなく頷いてくれた。

あの逃げ脚だけ速いやつを追い掛ける方が骨が折れるからから、許してくれるのは有り難い。









/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp