第14章 内湯
「…起きて下さい、志保さん、志保さん」
健吾さんに肩を揺すられながら目を覚ます。
ベッドの上で裸のまま、うつ伏せで横になっていた。
「あ…、けんごさん…。私、気絶しちゃってました…?」
私の枕元に座っている健吾さんが、私の髪を優しくなでつけてくれている。
目線の正面には、勃起しているおちんちん…。
「はい、20分ほど。身体冷えちゃったでしょうから、温泉に入りませんか」
私が了解すると、彼は私を抱き上げて内湯まで運んでくれた。
時間は0時を回ったところ。
せっかくの二人の時間なのに、気絶しちゃってたなんてもったいない。
それよりも、さっき健吾さんをイかせてあげてないよね…?