第1章 妹の彼氏に犯されて
「んーッ! うぐ! うー!」
「……んー? あぁ、苦しくなっちゃいました?」
真人くんの言葉にこくこくと一所懸命に首を縦に振ると「かぁわいい」って言葉が耳元で囁かれたのと同時に、じゅるりと耳を吸い上げられ、肩がおもいきり跳ねる。やだ……耳だけで私、こんな……。
そんな私の反応に気をよくしたのか、彼は嬉しそうな顔をしながらやっと、私の口元から手をどけてくれた。急いで口の中からショーツを引き抜いて、えほえほとえづきながら肺に空気を送り込む。
うぅ……苦しすぎて死ぬかと思った……。
今度は私の唾液でぐしょぐしょに濡れてしまったショーツを、私の手から真人くんは奪い取って、これまた嬉しそうに目を輝かせている。
「わー! もうこの下着、もったいなくて洗濯できないです!」
「ごほっ……あ、あげるなんて言ってない!」
「えー……でも、このショーツくれるなら俺がお姉さんの欲しいものちゃんとあげますよ?」
「……私の欲しいもの?」
「そうですよー! ──もっと気持ちよくなりたいでしょ?」
言うが早いか、真人くんは顔を近づけ、私の唇を奪う。深く呼吸をするために開いていた私の口内へ、なんの躊躇いもなく舌を差し込んできては、歯列の裏側を舌でなぞり始めた。
ぞわぞわとした感覚が背中を走り、私の体へと快感を刻み込んでゆく。刺激されているのは口の中だけなのに、なぜだか体全体がくすぐったい……。
歯列をなぞるだけでは飽きたらず、私の舌を追いかけ回し、絡ませ、トドメとばかりにじゅっと舌を吸い上げられて唇が離れた。
口の端から溢れた唾液を腕で拭って彼を睨み付けるが、にこにこと人の良さそうな笑みを浮かべられるだけ。この余裕そうな顔がたまんなく腹立つんですけど!
「いい加減にして!」
「いいですよ。いい加減、触ってあげるから」
「そう意味じゃな──ッア!」
「お姉さんの乳首ビンビンになってる。やらしー」
「あっ……ん、やめ、やめて!」
両方の乳首をいきなり掴まれ、こねくり回される。予想だにしていなかった刺激は、まるで電気が流れたかのように私の体に快感をもたらす。彼の言葉通り固く尖っていた私の胸の頂き──そこから与えられる感覚に、小さく喘ぐことしかできない。
せめてもの抵抗に、首を横に振る。嫌だ、嫌だ嫌だ。このままだと……私……。