第1章 妹の彼氏に犯されて
「あ、ッア! そこ! そこらめぇ!」
「こんなにぐちょぐちょなのに、ダメなんだ?」
「ぁ……あん! や! あ!」
「春佳のここ、俺の指三本じゃ物足りないって言ってるみたい。ナニが欲しいか言ってみて? ほら。ほらッ」
「ああ! おち、んちん! 真人のおちんちんが欲しい!」
「俺のチンコどこに欲しいの?」
「……あ……わ、私の……私のぐちょぐちょおマンコに! 真人のおちんちん! 突き立てて揺さぶって欲しいの!」
姉の居ぬ間におせっせしとるー! うわぁ……どうしよう、いたたまれない。妹の喘ぎ声を聞くことになるなんて。しかもこんな激しい感じのセックスがお好みだなんて……。
ダメ──と頭ではわかっているのに、わかっているのに少し開いたドアから中を覗いてしまった。
小柄な春佳に覆い被さる全裸の男の人。大事な妹の、大事なところに、とても大きくてグロテスクなものが挿入されていく場面を……バッチリと見てしまった。
すぐさま激しく揺さぶられる妹の体は、堪えきれない快感を逃がそうと足の指先までピンと伸びている。
肌のぶつかる音、粘着質な水音、いつもより甲高い春佳の声音
耳から入ってくる情報が私の下半身を熱く疼かせる。やだ、どうしよう……妹がセックスしているところを見て気持ちが高ぶっちゃうなんて……。
カッと顔に熱が集まるのとほぼ同時、真人と呼ばれていた春佳の彼氏と──私の視線がぶつかった。
「っ!」
「……さっきからスゴい締め付けるね、春佳。そんなに俺のチンコ欲しかった?」
「ほし、かった! 欲しかったよォ! んぁあ!」
「精液も中に欲しい?」
「あ、あぁ! ほし……奥に種付けして!」
「ならもっと気合い入れて腰を振って」
まるで獣のようなセックスに思わず目が離せない。私と……私と目が合ったからこんなに見せつけるようなことをするの?
このままじゃダメ。なにがダメなのかわからないけれど、このまま最後まで見てしまったら──私はいろんなものを失ってしまうような気がする。