第6章 ☆彼氏にドッキリ仕掛けてみた。((マイキーVer
長く付き合っていると、マンネリ化してきてしまう。
それでも、好きって思いはあるはず。
なぜ「はず」なのかというと、一緒に居るのが当たり前で
最近はめっきり恋人らしいことはしていないから。
マイキーはまだ、私を好きでいてくれているのかな。
休日の今日も、マイキーの家でゆっくりしているところだった。
マイキーはベットに背中を預けてバイクの雑誌を読んでいる。
私は特に何もすることなく、隣に座ってぼーっとしている。
そんな時に、ふと思いついた。
あ、ドッキリしてみよう☆
その名も、「(浮気なんてしてないけど)彼女が浮気相手と連絡を取っていたドッキリ」
そうと決まれば、さっそくline作りに入った。
相手の名前はー…三ツ谷から借りてたーくんとかにでもするか。
ーたーくん、昨日はありがとう。電話楽しかったよ。また今度会いたいね!
その文字を刻んでマイキー宛に送ると、マイキーのスマホがピロン、と音を鳴らした。
「あっ、」
マイキーが見たと同時のタイミングでわざと焦るふりをしてメッセを削除していくが、
マイキーはすでにメッセを見ていた。
作戦通り。