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桜月夜【鬼滅の刃】

第14章 全て重ねて ※R指定


足の付根を撫でるように手を這わせている、それだけでもっとドキドキした。下着の隙間からゆっくり指が入り込んできて、筋目に沿ってなぞられる。何度も何度もそうされるうちに滑りが良くなってきて、指の動きが速くなった。特に敏感な芽の部分だけ執拗に責め立てられて足が震えた。また意識が遠くなりそうで怖い。
杏寿郎さんにしがみつこうとすると、動きをとめて抱きしめてくれた。もしかしたら、怖いのは私だけではないのかもしれない。私の様子を見ながら少しずつ触れてくれる。その優しさが愛おしい。
抱き締めた身体を離すと、そっと口づけてくれた。私の髪を撫で、耳に触れながら何度も優しく重ねられた。
けれどまたいつの間にか下着の中に手が入り込んでいて撫でるように触れられていた。指の腹でほんの少し芽を押されただけで子宮の奥がきゅっとなる感じがする。ぬるぬると滑る指にどうにか耐えていると、奥へ入り込む感触がした。

「…あっ!」

驚いてい声が出てしまい、慌てて手で口を塞ぐと中に入ったものの動きも止まった。指だわ、彼の指が入ってる。こんなに太かったかしら…。とても大きく感じた。

「痛むならすぐに言ってくれ、止めるから。」

さっき声をあげてしまったから心配なさっている。

「大丈夫です。…痛くないです。」

「本当に?」

「本当ですよ。」

暗闇に目が慣れたのでお顔がうっすら見えるけれど、とても不安そうにされていたので私は笑みで返した。
痛くないのは本当ですよ。だってそうならないようにしてくれているでしょう?
杏寿郎さんは片腕で私をまた抱きしめてくれた。それから深く口づけて、先程より少し強引に舌を絡めてきた。

「んん…ふぅ」

うまく息継ぎができないくらいに激しかった。身体の熱がどんどん上がっていって、それに伴って私の中心は溶け出してくようだった。中に入った指は探るような動きをして、一本だったのが二本になって、解れてくると三本もばらばらに動かされた。私はしがみついて声を出さぬよう堪えるのに必至だった。快感を絶え間なく与えられて足は痙攣している。もう動けない。もうすぐで意識が飛んでいきそうだった時、指はゆっくり引き抜かれた。解放されたが、どこか物足りなさがあるのはどうしてなのかしら。
身体の震えは止まらないまま、杏寿郎さんを見上げた。

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